第一章 淡き青と淡き海

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「流石、天才五羅様の愛したお方ですよね、 どこもかしこも、非の打ちどころなく、かっこいいです」  そこで、左雨が殴りかかってきたが、 それは流石に避けられる。 すかさず榛名も、俺を幻影で取り囲むが、 それも簡単に破れる。  俺は、二人を殴り飛ばして、玄関から追い出した。 「俺の持っている一番技を、 もう一度おさらいしてから来い」  今度は二人は正座して玄関に座ると、深々と頭を下げた。 「何も使わずに、全部避けられるとは思いませんでした。 これから、よろしくおねがいいたします」  全部?反射的に避けていたが、玄関の屋根は大破していた。 百武から、湯気が登っている。
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