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玄関を修復していて、
又、言うのを忘れるところであった。
玄関の屋根から、百武の姿を探す。
「時季、瓦を投げて」
予備の瓦を投げてもらい、割れた瓦と差し替える。
鬼同丸に来てから、あきらかに、大工仕事は上手くなった。
鉄鎖の時は、大工仕事などしたことがなかった。
百武が、新人の訓練を終えて帰って来た。
「百武、俺達、明日から新しい仕事に行く。
暫く帰って来ないからさ」
百武が歩いて来ると、玄関の上の俺を見上げた。
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