第二章 淡き青と淡き海 2

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「銀狐は、S級がいないでしょう。 まず、S級になれる可能性が高いのは、比企と枸杞です。 袈裟丸さんには悪いけど、御卜はA級止まりでしょう。 S級の仕事ならば、実績を付けさせてください」  御卜は、戦闘では弱いかもしれないが、他の道もあるであろう。 俺は、無理だとは言ったことはない。 「あのな、A級止まりならば、鬼同丸に入れないよ」  左雨は、頭を下げ、言い過ぎましたと訂正した。 「訂正します。 袈裟丸さんに守られているだけならば、A級以下です」  さらに、きつい言い方になった。 御卜と何かあったのだろうか。
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