第一章 淡き青と淡き海

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 同じ鬼城の名前を名乗っているが、俺と五羅には血縁関係はない。 俺は、本名というか出身を火の屋という。 火の屋が殺し屋の家であるので、鬼城の名前を名乗っているのだ。  実績を上げれば、口入屋に行かなくても、直接仕事がまわってくる。 固定の仕事も手に入れたので、ランキングの上位を狙えるようにもなった。  ちなみに、 五羅(及びそのチーム)が行方不明になる前は、 収入ランキングで五位以内から落ちたことはなかった。 「五位以内を狙いたいけどね。俺の実力かな……」  五羅が帰ってくるまでに、五位以内まで戻したい。 三十位がやっとでは、少しへこむ。
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