第二章 淡き青と淡き海 2

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 帆は他に、飛ぶための羽でもあった。 「場所の特定が出来たら、浮島を作成するので、人員を投入。 この星では、海藻を編んで島を作る。 まず、島の作り方を島民から聞き準備する。時季、頼む」  事前に資料は探してみたが、 このビナマナカハナの資料はほとんど無かった。 浮島が海藻だと、やっと探し当てたくらいであった。 「時季の指示で、浮島の人員を増員してくれ。 俺は、響紀と連絡を取って、 実験船を亜空間に取り込み解体する」  どうやって深海に潜るのかというのはあるが、 それは、どうにかなる。 俺は、周囲に亜空間を巡らせ、無重力のような空間を作成できるのだ。 後は、どう沈み、どう浮かぶかを考えるだけだ。
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