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帆は他に、飛ぶための羽でもあった。
「場所の特定が出来たら、浮島を作成するので、人員を投入。
この星では、海藻を編んで島を作る。
まず、島の作り方を島民から聞き準備する。時季、頼む」
事前に資料は探してみたが、
このビナマナカハナの資料はほとんど無かった。
浮島が海藻だと、やっと探し当てたくらいであった。
「時季の指示で、浮島の人員を増員してくれ。
俺は、響紀と連絡を取って、
実験船を亜空間に取り込み解体する」
どうやって深海に潜るのかというのはあるが、
それは、どうにかなる。
俺は、周囲に亜空間を巡らせ、無重力のような空間を作成できるのだ。
後は、どう沈み、どう浮かぶかを考えるだけだ。
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