第二章 淡き青と淡き海 2

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 そうか、俺は四羅を取り込んでしまったのか。 俺は、四羅とも相性が良かった。 「後、一日で到着するからな。 それまでに、亜空間を取りに来いよ」  他のメンバーに声をかけておくが、S級はすでに亜空間を持っている。 しかも、孝太郎の亜空間に二十三年も閉じ込められていたので、 体に馴染んでしまっていた。  宇宙から見た、ビナマナカハナは美しい星であった。 淡い色だが青い星で、青だけしかない。 まるで、宝石のようであった。 「すごくきれいな星だ……」  御卜のせいかのか、四羅を思い出す。 四羅は、鬼城 四羅で、鬼城の養子であった。 五羅の血の繋がらない兄となる。
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