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パラシュートで海上に降りるのだが、
開いたのが遅かった気もする。
激しい衝撃の後に、棺桶の動きが止まった。
「海水!」
爆破していないのに、中に海水が入ってきた。
しかも少量ではない。
俺は、出口を蹴り開けると、機材を外に出そうとした。
しかし、開いた扉の向こうは、水であった。
落ちた衝撃で、かなり沈んでしまったらしい。
出せるだけ機材を出すと、酸素ボンベの酸素を布に出し、
浮き輪にして浮かぶ事にした。
布は、パラシュートのものであった。
やっと水面に顔を出すと、ビナマナカハナは夜であった。
目立たないように、夜に降りたのだが、
こんなに機材が散ってしまうとは思わなかった。
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