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黒髪に黒い目で、りりしい顔をしていた。
十代のようだが、それ以上は分からない。
幼くも見えるし、表情は大人びていて、
二十歳前後にも見えた。
「機材が」
かなり沈み、かつ、流されただろうか。
俺が飛び込んで探してみると、少年も飛び込んでいた。
少年は自在に海の中を及び、
俺よりも早く機材を拾い揚げると、船に投げ揚げていた。
少年のおかげで、九割は回収できた。
これで、当初の計画が続行できる。
予備も持っていたので、
無くなった一割の分は補うことができる。
「君はどこから来たの?
星が落ちてきたから、追いかけて来たら君がいた」
俺が上を指差すと、少年は嬉しそうに笑っていた。
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