第二章 淡き青と淡き海 2

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「おいで、ここに座って」  花の中にイスがあったのか。 「今、朝食も持ってくるからね。座っていてね」  重さの関係か、建物は区切られて、別棟になっていた。 その一つに、窓が無かった。  俺は、立ち上がって窓のない部屋に近寄ろうとして、 トーヤに腕を掴まれた。 「話を聞かせて」
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