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島の食事は、海産物だけしかなかった。
主食がワカメのようなもので、魚は大量にある。
「この島は小さいからね、
果物の類はないけど、他の島では植物や果物もあるよ」
こんなに魚を食べたのは、初めてであった。
「で、君は何をしに来たの?」
中庭というのは、尋問室なのだろうか。
俺が、トーヤを見つめると、トーヤが目を逸らした。
「まあ、いいよ。言いたくないなら。
でも、夜の海は怖いよ。波が変わるから……」
今、説明をしようとしていたのに、
トーヤは立ち上がって、ドアを開けてくれた。
俺は、ドアから外に出ると、船へと向かった。
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