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「ありがとう。
来られたら来るけど、無理だろうね」
この海だけの星で、ここに辿り着けない。
ソニアで座標を確認しているが、この島も動いていた。
「夜は危険だって」
「どうにかする」
早く仕事をしないと、それこそ夜になってしまう。
「それでは、ありがとう。ごちそうさま」
トーヤが俯いたままであった。
島を出ると、機材を組み立て、海中の観測を始める。
巨大な金属を探知しなくてはいけない、
データをソニアに送り、位置の目星を建てると、ひたすら海を走る。
日陰がないので、布を被っていたが、それでも、眩しい。
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