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見る景色もないので、機材を確認してみる。
金属探知機が生きていて良かった。
何も無いので、かなり遠くまで感知できる。
他に、島の配置を確認してみたが、
あまりに小さいのか、うまく位置は分からない。
「時季、ここの島、想像以上に小さいのかもしれない。
でも、布製の船で昼は大丈夫。夜は波が変わるらしいよ。
この船で大丈夫なのかは不明」
時季は、なるべく大きな島に降りてみるという。
海ばかりなので、近い島を探すなどと悠長な事を言っていられない。
十五時間かけて、該当の海上に来てみると、
実験船は幾つかに分かれて存在していた。
爆破の名残で、分断されたのかもしれない。
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