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鉄鎖は暗殺部隊を持つが、それだけではなく、
運送の護衛、研究所の警備、要人の警護など幅広く展開している。
メンバーの仕事の道具も販売していて、武器商人とも仲が良い。
黒須は、奥の部屋に俺達を通して、茶を出してくれた。
「あんさんの、亜空間を少し分けて欲しいのですよ。
亜空間がないと、S級にはなれませんから」
「いいですよ。
来る人の人数が一人に対し、亜空間を三組でいいでしょうかね?」
亜空間の単位は不明であるが、三人という意味であった。
「……良いですよ。成立ということで」
鉄鎖から、鬼城に二名を移動させる。
既にS級で、鬼城の頭領が認め、亜空間を渡したそうだ。
怪我で体力のない鬼城の頭領、一羅が亜空間を渡したくらいなので、
実力はあるのだろう。
でも、やはり、外部の星の人間であった。
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