第三章 君のいる島

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 海に飛び込むと、実験船へと潜ってみた。  透明度の高い海の中は、 はるか先まで見ることができた。 亜空間を使用し、 周囲の圧力から体を守りながら移動するが、流石に深い。  ひたすら沈んでゆくと、やっと船体が見えた。  かなり巨大な船で、見えているだけで、中型船の大きさはある。 全体としては、大型船であるソニアよりも大きい。 全長五百メートルはあった船ではないだろうか。  爆破はされているが、原型は留めていた。 半分に折れているので、 残りの半分は、潜っているのか、別の場所に落ちている。  付近を観測してみると、やや離れた場所に金属の反応があった。
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