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それも、マフィアの出身。
「左雨(さっさ)と榛名(はるな)です。両名二十歳。
明日から鬼同丸に行かせます」
さてと、黒須が立ち上がると、奥に六名が待機していた。
「亜空間をお願いしますよ」
黒須、準備が早い。
俺は亜空間の説明を始めた。
亜空間の渡しは、それぞれでやり方が異なる。
「触れている量が、移動する亜空間の量になりますが、
相性もあるので、一度に大量は目指さないでください。
二回ずつ移動します、
最初は片手で、次は好きな量を取っていいですよ」
俺の亜空間は無尽蔵と言われる。
一人二回、合計十二回移動したところで、問題はない。
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