第一章 淡き青と淡き海

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 それも、マフィアの出身。 「左雨(さっさ)と榛名(はるな)です。両名二十歳。 明日から鬼同丸に行かせます」  さてと、黒須が立ち上がると、奥に六名が待機していた。 「亜空間をお願いしますよ」  黒須、準備が早い。 俺は亜空間の説明を始めた。 亜空間の渡しは、それぞれでやり方が異なる。 「触れている量が、移動する亜空間の量になりますが、 相性もあるので、一度に大量は目指さないでください。 二回ずつ移動します、 最初は片手で、次は好きな量を取っていいですよ」  俺の亜空間は無尽蔵と言われる。 一人二回、合計十二回移動したところで、問題はない。
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