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「大和の船があったけど、姿が見えなくて心配した。
四時間は潜っていたよ……」
俺は、呼吸を常備していない。
シェリエという種族は、生粋に近い程、呼吸の量が減ってゆくのだ。
「ああ、俺、息が長いから」
「……そこまで長い人は初めてみたよ」
この星には、酸素ボンベというのも多分ないので、
驚かれてしまったかもしれない。
「昼飯、食べよう……」
トーヤの船に果物があった。
どこで採れるものなのだろうか、まだ新鮮に見える。
「砂と交換してきた」
俺は、トーヤに無理をさせているのではないのか。
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