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ジュン君と私、そして、ナオキと私。
考えれば、考えるほど、変な関係だ。
ジュン君はナオキの息子。
ナオキは私の元彼。
そして、私は…
私は自分を考える。
私がナオキを出会ったのは、高校を卒業して、まもなく、フリーターだった時
期だ。
高校を卒業したてで、進路未定だった私は、偶然バイト先に、ナオキが始めた
ばかりの会社に入った。
ナオキはまだ若く、二十代後半で、野心と、不安が相半ばする、青年だった。
「綾乃さん、ボク、成功するかな…」
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