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日付が変わり、寝ようと支度を始めたら、インターホンが鳴った。
大急ぎでモニターを見れば彼だ!
ドアを開けるといきなり抱き締められた。
抱き締められて香る彼の匂い。
スンスンと思わず吸い込めば、待ちくたびれた寂しさもあっという間に癒された。
「遅くなりました」
「お母さんと話せた?」
「はい。許可は貰ってきました。
でも・・・・・
今日子さん!母に会って下さい!」
やっぱりそう来たか。
抱き締めていた腕を緩め手を握り
「すいません!
もう少し待って欲しいと頼んだんですが、聞き入れてもらえませんでした」
「いいわよ。そのくらい覚悟してたから」
「ほんとですか?!
じゃあ、明日、仕事のあとよろしくお願いします!」
「明日?!」
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