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スーパーに行くと、タイムサービスで割引の値札が貼りまくられる。
こぞって主婦たちは、貼られてもいない商品でさえ
これはどうなの? 値引くんでしょ?
だったら、これ買うから早く値引きの札貼って!
早く貼ってよ!
と、バタバタ忙しい店員をしり目に我さきにと値引きを押し付ける。
私は、こうしたがめつさが嫌だ。
値引くのは店側で、別に客が決めるわけではない。
こんなことをいうと、
「世間は甘くないのよ!」
「生きるためには、きれいごとなんていらないのよ!」
と、言われそうだ。
だから、そのあつかましさが嫌なんだ! といったところで、
この手の主婦なら100倍ぐらい言い返されそうだ。
話はそこではない。
私は、ある商品に30%引きの値札を発見し、狂喜した。
それは「うなぎのかば焼き」だ。
しかしよく見ると、
その30%引きのシールが、あろうことか、
みな、元値シールの上に貼ってあるのだ。
実はこの手のミスは多い。
値引かれた値段を貼るならこれでいい。
が、〇〇%引きは元値がわからないと意味がない。
そのシールが商品ラベルの上に貼ってどーするの?
私が販売主任だったら、きっとどやしつけていると思う。
そんなんで商売になるか!
その「うなぎのかば焼き」は30%引きでも売れていない。
あたりまえだ。
そのうなぎが、国産か外国産かがわからないのだ。
それによって値段が全然違う。
中国産が1パック800円なら、国産は1800円だ。
今8月初旬だから、うなぎは売れやすい。
それでもうなぎは高価なものなのに。
店側に元値が聞けない客の心理もわからんのか、ここの店員は。
国産と外国産の見分けもつかんのか! といい返されたらそれまでだが、
わからん!
が、うなぎのかば焼き……買いたくても買えん……
うなぎは外国産でいいのだ、外国産で!
タレが付けばどちらかなんてどーでもいいのだ。
そんな苦情なんて店員に言えばいいのに、と言われそうだが、
安いスーパーはなぜだか言いにくい。
ああ、あの30%引きのうなぎは国産か、外国産か…
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