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先日、私は漢字検定２級を受けた。
まだ結果はでていない。
ふつう、正解表が届いたら、答え合わせをするものであるが、
鼻っから落ちたと決めつけている私には、それ自体がめんどうなことであった。
そんな態度だから落ちるんだよ、といわれそうだが、
また受ければいいのだこんな試験、と私は思っているのだ。
そもそも私が漢検を受ける動機は、
就活セミナーでのテキストに、読めない漢字があったからという理由だ。
まずは小・中学生レベルの３級から受験した。
読めない漢字があることも恥ずかしいが、
３級受験者は小学生が多く、そんなチビッ子たちと受験し、
いい大人の私は、それだけで恥ずかしい思いをした。
さて、３級が合格し、準２級を飛ばしてえらそうに２級に挑んだが、
冒頭にある通り、受かる自信がない。
で、見切りをつけて、準２級の試験に申し込んだ。
私の勉強方法は単純だ。
一冊の問題集をやりこめばいい。とにかく問題数をこなせばいい、と考えている。
その問題集は本屋で一冊１０００円だ。
わずか２か月の勉強に１０００円払うのはバカバカしい。
これまで３級も、２級もブックオフで買ってきた。２００円だ。
ブックオフで買えばいいのだ、こんなもの。
と、近所のブックオフで準２級の問題集を探した。
３級、２級はある。が、準２級が見つからない。
仕方がないので、遠く離れた別のブックオフでそれを見つけた。
同じ問題集なのに５００円のものもある。
バカバカしい。２００円でいい。
で、家に帰りさっそく問題集に取り組んだ。
その問題集は、当初買った学生によって、
最初の２、３ページはえんぴつで直接記入されていた。
まぬけな解答。おそらくその学生は途中で挫折したのだろう。
その汚い文字を見て、だからブックオフに売るんだよと私は思う。
どうせ１０円で買ってもらったのだろう。
私はほくそ笑み、
答え合わせをしようと思ったら、なんと、解答集がごっそりぬけていた。
問題を解いたのに答え合わせができないのだ。
ブックオフにこんな古本を返却というのも変だ、恥ずかしい。
遠くのブックオフまでいって、
解答集のない問題集を２００円で買ってしまった私はいったい・・・
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