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そのラーメン屋さんは豚骨ラーメンで、
博多ラーメンのように、麺の追加は「替え玉」システムだ。
私は「替え玉ください」と、いちいちいうのがはずかしいので、
「大盛りできませんか？」と店員さんにいったら、
「できません」と、きっぱり言われた。
お昼で、店内はお客でいっぱいだ。
私はカウンターで豚骨ラーメンを食べていた。
おいしいので替え玉を注文しようとした。
目の前に女性店員さんがいたので、
その店員さんに、「替え玉ください」と伝えた。が、
その店員さんは店長となにやら、話をして聞こえていない。
ここの店長は手より口がよく動く人だ。店長すら私に気づいてくれない・・・
替え玉１２０円。だから込み合った店内だと注文に気が引ける。
２、３度「すいませーん」といって、やっと私に気づいてくれた。
当然、その女性店員さんは店長に「替え玉１つ」と伝えた。
が、５分ほどたっても替え玉が来ないのだ。
おしゃべり店長は、店員にあれこれと文句をいっているらしい。
ただ、麺を湯がいている動作がない・・・
私の隣の客などは「黒マー油の替え玉」というものを、私より後にたのんで先に来ていた。
私はすでに「すみませーーん」とさっき言ったばかりだから、
嫌だと思いながら、「まだ替え玉来てないんですが・・・」と勇気をしぼって伝えた。
両隣の客からしたら、私は、どうか麺をめぐんでください状態となり、
ただの替え玉難民と映ったにちがいない。
店員さんと店長の二人が私の「替え玉」の注文をきいているはずなのに、
二人から忘れられた私はただの恥さらしである。
さてもう一つ、「すみませーん」が通じなかったにがい思い出がある。
ミスター〇ーナッツのホットコーヒーは無料でおかわりができる。
私は、レジにお客がいないのを確認し、うやうやしくコーヒーのおかわりをもらおうとした。
ところが店員さんはレジの隣で食器を洗っているのだ。
なんども「すみませーん」という。まわりのお客はなにごとかと私を見る。
目の前に店員さんがいるのに食器を洗う水の音に耳を取られて聞こえないらしい。
カップを持った私はまさに、
おかわり無料にくらいつく、いやしいコーヒー難民としてまわりの客に映ったことだろう。
チャイムとかブザーがやかましいというなら、
どうか、お願いします。
店内、目配り、気配りをしてください。
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