子供・・・スーパーで走るエネルギーを

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スーパーで買い物をしていると、 兄弟連れの子供が必ずといっていいほど、 走り回る。 これは、修学旅行の宿でまくら投げをしたがる(?)のに似て、 しなくては気が収まらないものなのか。 スーパーで走りたがる気持ちは、私はよくわかる。 まず、人が大勢いる。雰囲気的に楽しそう。活気がある。 とにかく、お母さんは買い物に忙しいので、暇。 暇だからきたスーパーは、騒ぐのにもってこい。 さらに、ここが一番大事なのだが、商品の間を縫って走るので、 障害物をさけて走るゲーム感覚があり、 なによりも、商品の間を走ると、景色がどんどん過ぎ去るので、 ふだんより早く走っている気になる。 嫌な性格の私は、 こういった元気いっぱいでバカな子供を見ていると、 卵のところでぶつかって商品をだいなしにしたら・・・ お年寄りにぶつかって、骨折でもさせたら・・・ と、考えて、だからそれほど走りまくる子供たちに腹がたたない わけではないが、気にしていない。 むしろ、こういった無駄な走りのエネルギーを、 どうにか社会に生かせぬものかと思う。 ネズミが遊ぶ回転するおもちゃみたいなものがあるが、 あれを、大型化し、スーパーに置き子供が力いっぱい走る。 その回転で電気が起こすのはどうだろう。 ちなみに、スポーツジムにあるルームランナー。 あれもただ走っているだけではなく、 走って、ベルトが回転した分、電気は作れないものだろうか。 この辺のもったいなさが、なんだかイラッとくる。
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