「・・・たっぷり」になぜか引っかかるのか問題

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広告の商品コピーには、 「たくさんあるんですよ!」 というものを強調する表現として、 〇〇〇たっぷり! がある。これは決まり文句といっていい。 例えば、「コラーゲンたっぷり!」   「カニ味噌たっぷり!」「りんごの蜜たっぷり!」 〇〇〇た~ぷり! や、〇〇〇た~ぷりっ! でもいい。 この表現さえ使えば、普通の量より多くてサービスがいいと、 お得感を消費者に思わせたいのだろうが、 そうは問屋は降ろさない。 なぜだか私はその表現をラジオショッピングで聴くと、 首もとがかゆくなるような、イライラした気分になるのだ。 特にラジオだと、「た~~っぷりですよ~!」と大げさにいうところに腹が立つ。 で、なぜ私はこの言葉が苦手なのか検証してみた。 まず、「ぷり」という語感がダメのようだ。 その昔、「プリンセス・プリンセス」という女性バンドがいた。 これを「プリプリ」と略して、愛称にしていたが、 私はこの「プリプリ」という語感が嫌だった。 新日本プロレスにもその昔、「プリンス・プリンス」というタッグチームがいた。 そのタッグの一人、田中稔が「俺たちプリプリがチャンピオンだ!」 みたいなこといっていたのを思い出した。 なにがプリプリだ、パクリか!と思う。 このプリプリはもしかしたら、 「お尻プリプリ」と連想をさせるのかな? と考える。 そういえば、テレビの食レポもエビを食べればアホのように、 「もう、エビがプリっプリ!」というのが嫌で、 つまり、使い古された語感というのもあるようだ。 もうひとつ、これはまた違うジャンルだが、 薬局の広告で、便秘を直す薬のコピーとして、 「翌朝う〇こ、たっぷり!」もあり、 もう、これは最近になってみかけるコピーなのだが、 なにも、う〇こに使わなくてもいいじゃないかと思う。 なかには「翌朝う〇こ、どっさり!」というのもあるが、どうでもいい。 テレビやラジオに放送禁止用語があるなら、 広告コピー禁止用語として、 この「たっぷり」も入れてほしいくらいだ。
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