会社の温度設定は誰がするのか問題

2/3

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/181ページ
夏のクソ暑いときでも、 部屋の温度が28度以上でないとクーラーをつけない会社は多い。 ただ、飲食店や百貨店などのショップはお客さんありきだから、 「快適な温度」というものはある。涼しい。 クーラーの運転を控えることによって、 節電という名目で、温暖化防止に配慮しているのだから、我慢する。 これは仕方がないこと。 「こらえ温度」というのだろうか。 ただ、その職場にパソコンがずらりとならんで、 温度計が涼しげな高いところにあると、 30度じゃないのー? クーラーつけてよー と社員がぼやいても、 温度計はすました顔して27度であったりするのだ。 私の会社では総務の女性部長が、 クーラーの運転スイッチをつける権限を持っている。 この人は寒がりなのだ。 冬になると寒さで大騒ぎするくせに、暑さには鈍感だ。 体感温度が社員と違う。 しかも、一般社員がいるパソコンのある環境にいないため、 パソコンから出る空気の熱を知らない。 営業部長あたりが「あー、だめだ、クーラーをつけよう!」 と、言ってくれるから助かるのであって、 その営業部長がいないと、社員が熱中症かなにかでぶっ倒れなければ どれほどの暑さなのかを知らせるすべはないものかと、悲しくなる。 暑さでイライラするどころか、 暑さでクラクラして、文句もいえないくらい体が消耗する。 話はちょっとそれるが、 こうした暑い時期、ランチタイムは決まってファミリーレストランに行く。 冒頭の「快適な温度」だからだ。 腹が立つのは、個人でやっているラーメン屋。 熱いラーメンを暑い店内で汗をかいて食べましょう! と思っているのか、 単に、クーラーをつける電気代を惜しんでいるのかわからないが、 休憩で行くランチに、 だれが職場よりも暑い店に行くか! ってことに気づいてほしい。 たまに取材で店長に話を聞くと、 「夏場は客足が落ちるんだよなー」とぼやいてイラッとする。 店長はずっと暑い厨房にいるから暑さ慣れしてるのだ。 少なくとも私は絶対、夏場の個人のラーメン屋には行かない。 味以前の問題に気づけといいたい。
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加