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2ヶ月して雪が降ることはなくなったが、まだ地面には雪が積もり、シルキーユが根こそぎ使った草や木たちは生える気配もない。
シルキーユは人が来るのを今か今かと待ちわびていた。
少しずつ食べ物にしていった家は人形の家のように小さくなってしまった。
それでも人が来れば大丈夫という希望があったため、シルキーユは折れずに今日まで生きてきていた。
「確かに王女様をおろしたのはこの辺だったって聞いていたのだが…」
人の声がして慌ててシルキーユは外に飛び出した。
大きすぎて顔がよく見えないが、初めて見る顔だと思った。
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