第2章

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シルキーユたち、ノアールの王族が使える魔法は有機物の変換だ。 有機物さえあれば、何にでも変換できる。 特にシルキーユの力は抜群であり、木でも草でも食べ物に変えることくらい息をするのと同じくらい簡単だ。 シルキーユはこの力を使って気に入らない人間を人形のように小さくする魔法を使った。 人間も有機物だが、組成が複雑なため普通の王族には難しく普通はできない。 それをシルキーユはムカついたというだけで小さくしてしまったのだ。 しかも小さくするよりも大きくする方が難しいため、元々人間を魔法にかけること自体が困難な他の王族にはなかなか戻してあげることができない。 それが繰り返され、ついにシルキーユは追放になったのだ。
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