異能力持ちになったヤツは

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......うむ、ひとつ叫んだところで今の私の状況を説明しようではないか! さて、私は今車に乗ってある学校へと向かってるんだ。そして、その学校はなんと異能力者が集まる学校というのだ。 ......な、なんだってーー!!(驚愕) くっ、いや、だが、ありえないということはないのだ。なぜなら、異能力が発生する確率は千人に一人だと言われているのだから。 でもさ、なんでその千分の一の確率が私に来るかなぁ!?はっ、いや待て冷静に考えるのだ私。千分の一だぞ?よく考えると割といるよな、な!?たまたま選ばれただけじゃね?あれ、別に特別ってわけでもないんじゃない?あはっ!きっとそうだよ!私は普通だよー、もう無駄に焦っちゃった。今時、異能力持ちの女子高生なんてそこら辺にゴロゴロいるよねー。 ......いるよね? あっははー!まぁいっか!いいよね!なんかもういいよね!!この話おーわり! うん、そんでね、家族と別れて私は寮で暮らすんだ。なんか全寮制なんだって。そんであんま家族とは会えなくなるんだって。いや、私がさ、異能力持ちだって分かったの一昨日なんだよね。 なんていうか、急過ぎて友達とかに会ってお別れもできなかったし、家族は...まぁ、隼人(弟)にお別れ言えなかったのは悲しかったけど、両親は私がいなくなって嬉しそうだったかも。 まあ、あの人たちはどうでもいいや。 どうせ、向こうもすぐ私のことなんて忘れるでしょ。 おっと!なぜか、シリアスになってたぜ!おおーう、精神不安定かー?わたし。 まあ、あれだ!つまり、急に過ぎてびっくりしてんだわ。なんか、異能力が現れたからか目の色変わってるし...。なんてこったい。未だに見慣れん。てか、変わったの一昨日だけどな!
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