はじまり、はじまり

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はじまり、はじまり

私は『松田 水連』しがない高校生だ、両親は共働きで二人とも帰りは遅い。 宿題をする為に机に向かう、そう言えば今日転校生が来たのだった。 簡単な自己紹介を見る。 ふう、関係ないや、私は宿題に戻る。 散らばった机の上の紙に『心薄き真実』の文字が目に止まる。 転校生の自己紹介の一部に書いてあった。 よく見ると手書きで『心通じ合う者に出会えたならば……』 手書き?私にだけ?容姿は髪の長いのが特徴的だった以外は普通、イヤ普通に思いたかっただけかもしれない。私はこれから少し起こる非日常の日々が感じられた。
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