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朝の教室、今日は少し眠さを感じる。
すると、諸次が教室に入ってくる、諸次も眠そうだ。
「おはよう」
挨拶をしただけなのに眠さが吹き飛ぶ。
「おはよう」
雰囲気がりりしくなる、諸次も目が覚めた様だ。
そして、諸次は少し考え込んでから話始める。
「水連あなたは夏に咲く氷のバラの様ね」
「なら諸次は冬に咲く一瞬の炎のバラだね」
何だろう?この会話まるで何年も付き合いがあって、思い切って口に出した言葉の様だ。
「そうだわ、賭けをしない?お互いに氷と炎のバラを探しあうの、先に見つけた方が一言だけ本音を言って良いってのは、どう?」
賭け……お互いに花を探して本音を賭ける、私が諸次に言いたい本音……。
「分かった、やりましょう。本音を賭けて花探しね」
「水連、今のあなたはとても輝いていてよ。この出会いに感謝を込めて」
そう、諸次はとても嬉しそうだった。
『夏に咲く氷のバラか』……。
ふ~
私は大きく息を吐き、上を見上げた。
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