味噌汁

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鳥が囀り、朝日が射し込む。   朝食の匂いで目覚める僕。 『おはよう』と君が囁く、幸せな朝。 僕の大好きな味噌汁、当たり前のように毎日食卓に並んでる、それは君の愛。       『……ごめんなさい、他に好きな人が出来たの…。』そう言い残して出て行く君…。 追いかける事が出来なかった…。 君が幸せならそれでいい、それでいいんだ…。 何度も自分に言い聞かす。   朝の残りの味噌汁を温める。   君の温もりを 確かめるように…。
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