愛不全

5/41
前へ
/41ページ
次へ
同時に、スローモーションを見ている かのように、お茶の入った紙コップが 手から滑り落ちる 「熱ッ!」 「す、すいません」 全員の視線が集まる 地味女は、慌ててハンカチを取り出し 俺のスーツを拭いた。 「もういい」 「でも... 」 「もう始まる」 地味女は、やっと空気を察し 頭を下げて退室した。 勘弁してくれよ...
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

144人が本棚に入れています
本棚に追加