魔王様だって恋したい。

だ

「ぶぇっくしゅ!!」

「魔王様風邪ですか大変です温めなくてはさあどうぞ私の胸に！一緒に温まりましょう何遠慮してるんですか私は大丈夫ですというかむしろ大歓迎ですよ魔王様が身体を壊されては大変じゃないですかもちろん変な事なんてしませんし安全は保証しますから、さぁ!!」

「花粉症なんだが。」

「…………ちょっと杉の木殲滅して来ます。」

「おう、ありがとな。礼になんかしてやるよ。」

「………っほ!?ほほほほほ本当ですかっ!?なっ、何でも!?」

「……え、あ、あぁ。」

「じゃっ、じゃあ……！」

「先に杉の木殲滅してこい。」

「はいぃいぃぃぃい!!」

「あいつ、そろそろ結婚相手とか探さないのか？………はっ、はくしゅっ!!」

「デジールさん可哀想っすね…」

「ゆ、勇者。いたのか。」

「はい、いたっす……」

「「ふぇっくしゅ!!」」