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「勇者黙れ。」
「だって人参の精がぁあ!!」
「お前は勇者だろう。魔法くらい使え。」
「あ、そっか。─インフェルノ」
勇者の魔法によって人参の精が燃やし尽くされた。
「………お前は何故俺の城の中で炎系の最上級魔法を使った。」
「………ほんと、すいませんでした。だから怒らないで下さいお願いします死にたくねぇよぉ!」
「今すぐ掃除しろ。そして焦げた所をお前の自腹で修理しろ。」
「そんなぁぁ…はーい」
「それと……お前。」
「デジールです。」
「良いから来い。」
「デジールです。」
「デジーr「何でしょう。」
なんか腹立つなコイツ。
「このままだと飯が出来ないだろうから、勇者を手伝ってくれないか。」
「ご褒美は頂けますか。」
「……よし、新しい人参の精を………」
「いりません。」
「どうしたらやってくれる?」
「語尾ににゃんってつけて下さい。」
「よし、氷漬けにしてやろう。」
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