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「何ださっきから魔王を馬鹿にしてきやがって。あぁ?俺たちだって好きで魔王やってる訳じゃねぇんだよ。」 「……じゃ、じゃあ何故……」 「帝国が好きに魔王使ってるくせに何偉そうにしてんだよ。あぁ?しかも何だ、魔王を倒しに勇者を送って来て、四大魔王倒したら英雄だぁ?魔王いなくなったら困るのお前じゃねぇかよ。」 「そ、それは……」 「何だよ、さっきから言い訳しやがって。何か言ってみろ。」 泣きそうになっている王を問い詰める。 「……わ、私だって!!好きでそんな事してる訳じゃないんですよっ!!前代の王から命令され、仕方なく王として、勇者………異世界者の転生だって、国を強くするためにやってるんじゃ無いですかっ!!確かに、異世界の方に迷惑をかけているのはわかっています!!けど、私はこの国の為に、国民の為に、この国を強くしなければいけないんですっ!!」 「………」 こいつにも、重荷があったのか。 事情を知らずに責めすぎてしまったようだ。 「確かに、残酷な事をしてます。それを魔王様方に処理させてしまっているのは申し訳ないです。けど、この国……この世界には強くなる者だけを転生させる高度な技術はまだありません。でも、この国を強くしなければならない。だから、大量に召喚しなければならないのです。それを…わかって頂きたい、です……」
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