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結局、デジール以外全員、石を割った。
「あー、石代、馬鹿にならないのにー……一気に3つも割るとか………破産しちゃうよー」
「何なんですかこの人達。化け物なんじゃないですか?というか私の石は発光、発熱してたじゃないですか!!何故SSランク止まりなんでしょう。」
わいわいと、SSSランクが当然の様に振る舞う四人と、SSランクで嘆いている一人を周りの冒険者達は化け物を見る目で見ていた。
「おぉ!?あんさんら四人共SSSなんか!?魔王に匹敵する強さやないか~」
「だよねぇ~自覚あるぅ!」
「そっ、そうだなっ!!」
「…………飽きた。」
この男、気付いているのか?
「なぁ、冒険者にならへん?……もし、魔王を倒せるんやったら、やけど。」
「えぇ~めんどくさいから良いやぁ~」
下手な事を言ってバレるよりも、ここは読心術が得意なエクレールに任せるとしよう。
俺の意思はブリュレにも通じたらしく、開きかけた口をつぐんだ。
「……魔王倒したら、儲かるでぇ?」
「お金あるからいらなぁい。」
「………モテるでぇ?」
「ボク、好きな人居るしぃ~」
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