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「そこまでっすよー」
「「!!?」」
「ははっ、泥棒さん運悪すぎでしょ。ここで勇者様登場だよぉ~」
「……そのようですね。」
でも、運が悪いのは貴方達かもしれませんよ?
「あ、デジールさん!魔王さんが心配してたっす!だから俺が送りこまれたんすけどねー」
………魔王様が…心配…っ!?
「私もう死んでも良いかもしれないです………」
「じゃあ僕が倒してあげるよぉ。勇者様、手伝ってくれます?」
「デジールさん、俺が助けに来たのに死んでも良いって……」
「茶番はここまでにして……………いきますよ、パシリ。」
「了解っす」
そこからは一瞬だった。
パシリでもさすがは勇者。
敵をばったばったと切り倒していきます。
「ちっ……泥棒さん、相手してよ。周りの子、勇者くんを片付けたいみたいだし。」
その言葉と同時に、書庫係以外の者がパシリに群がった。
「うわ、めっちゃ来たっすねー」
すいません、パシリ。
任せます。
「さぁ、泥棒さん、本気で行くよぉ。」
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