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「うっ…ぎゃああぁあああぁぁあああああぁああっっ!!!?」
勇者の叫び声が響く。
「パシリ、どうしました。」
「に、人参が、追いかけて来るぅうう!?」
「何だ、そんな事でいちいち騒ぐな。うるさい」
「何で!?何で人参動くのぉ!?」
「パシリ、それは人参ではなく、人参の精です。」
「……人参の、精…?」
「えぇ。人参の鮮度を保つために存在する、精です。」
「ぶっ…ははははは!何マジ顔で人参の精とか言ってんの!そんなのいるわけ無いじゃんか!あははっ!」
「おい、勇者。」
「ふっ、あはっ、魔王さん何?」
「ちょっと、後ろ見てみ」
「へ……?うっぎゃぁあああぁあぁ!!」
勇者の後ろには人参の精(怒)がいた。
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