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俺の部下で年齢は10個下。
5年前に自分の身体がもう役に立てない程小さくなってしまったという理由からこの研究所を去った。
今は7歳なのだが、その彼が一体何というのだ。
「私は彼に頼んだのだ。5年間の間水中で生活してくれないかと。」
「人体実験じゃないか!許されるんですかそんなこと!」
「彼は言ってくれたよ。それで解明が進むのなら喜んで協力すると。入ってきたまえ!」
その一声で研究室にある人物が入ってきた。
「なっ!?」
その姿に皆驚愕した。
5年前に見た姿よりも成長した祐介がそこにいたのだ。
「お久しぶりです、皆さん。見ての通り僕の身体は成長しました。年齢は17歳。行平さんと同い年です。」
「そーゆーことだ。」
は、ははは。
思わず笑ってしまう。
無茶な実験だが、それは実証された。
15年間こんな単純なことがわからなかったのはリスクを恐れていたから。
狩屋さんと祐介はそれをやってのけた。
パチッパチッ。
パチパチパチパチ。
小さな研究室に大きな拍手が暫く鳴り響いた。
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