憧れたが現実みた

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「よし、まだ僕に気づいてない。後ろから一気に決めよう。」 気配を消し、ゴブリンの後ろから斬りかかる。 「・・・・っ!!」 踏み込み、短剣を振り上げたところでぬかるみに足を取られ背中から盛大に倒れる。 「や、やばっ・・・・っ!!」 「グルゥァァァァァアアアッッ!!」 こちらの存在に気づいたゴブリンはけたたましい声を上げながら持っている斧を振り上げた。 死を間近にし、声も上げられず、身動き一つとれない。 最弱のモンスターとはいえ、斧で頭を叩き割られればひとたまりもない。 死を覚悟し、泣きながら目を強く閉じた。 次の瞬間、激しい爆発が起こり、あわてて顔を上げると目の前には顔が吹き飛び、切断された首からは黒煙が上るゴブリンの姿があった。
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