その者、巻き込まれ

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その場に居る私や他の人達は声を上げながら偽善者と距離をとったが 「なっ!?何これ!」 と騒いで私の腕を掴んだ 「ちょっ!放しなさい!」 いつもならこれくらい引き離せるのに一向に振りほどけなかった 「おい!あれって魔法陣だよな」「小説とかで出てくるあの?」「だったら勇者召喚の魔法陣じゃね!?」「不味い!瑠璃さんが巻き込まれるぞ!」 私の友だち達が私から偽善者を離そうとした瞬間 バチーン 何かに阻まれた様に手が出せず 「瑠璃さんだけでも一緒に行こうよ!」 と偽善者が迷惑発言をした途端、魔法陣が目を瞑る程光りを放ち私は気を失った
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