あらすじ

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時は1994年、小学4年生の翔(かける)は、両親の離婚を機に父方の田舎に引っ越して来た。 翔は新しいクラスで、モンちゃんという少年と隣の席になる。彼は授業を抜け出し、屋上で宇宙人と交信を始める一風変わった生徒だった。 モンちゃんと意気投合した翔は、彼の案内で、古い商店が立ち並ぶ、ゴールデン街の路地裏に案内される。 そこには神出鬼没の猫、シの字が徘徊しており、モンちゃんの言う所には、その猫は、夢と現実の間にある向こう側のセカイへ導く使者であり、彼は向こう側のセカイへ消えてしまった兄を探していた。 翔は異次元世界への入り口を探すために、モンちゃんに協力する。 放課後になると2人して、シの字を見張るために路地裏に通うようになる。 2人はひょんな事から、路地裏にある古いアパートの住人・ナオミと知り合う。彼女はバーで働き、昼夜逆転の生活を送る妖艶な女性だった。
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