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夏希「…あのっ!!落としましたよ」
遠慮がちな声がして後を振り返った瞬間、俺は目を奪われた。
…可愛い。
夏希「…えっと……」
奏海「あっ、ありがとう!!」
一目惚れだった。
奏海「ま、待って!」
俺に落とした財布を渡すと彼女はペコッとお辞儀をして去ろうとする。それを呼び止めた。
奏海「れ、連絡先…聞いてもいい?」
なんでこんなに必死なのか自分でも不思議だった。
でも、初対面で連絡先は………
夏希「…いいですよ」
それから何回か会ううちに、もっと、もっと彼女に惹かれて付き合うようになったばかりのことだった…。
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