――In summer――

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少しだけ涼しい夜風が海岸を吹き抜けて夏希の髪が揺れる ふと見えたその横顔に映っている 赤、青、黄色の花火は途切れることなく消えずに燃えていて… こんなに好きなのに……最後なんだよな…… どちらからともなくギュッ手を握ったままで花火を見上げた。
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