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俺特有なのか、何かを基準で使えるようになるのか、まだわからないことだらけだ。
「いろいろ試す必要はありそうだな。まだまだ瑞樹には能力があるはずだし。これからか・・・。」
1週間の休みを終えて、学校に行くと心配してくれていたのか次から次へと声をかけられた。
学校にいる間も雪也は俺から離れることはなかった。
それは尚人のほうも同じで、英志も尚人から離れない。
俺らが離れないようにしていたこともあったけれど、きっとこれがパートナーとなった影響なのだろう。
金曜日、圭を家に呼ぼうと声をかけた。
「圭、今日うち来ないか?泊まっていってもいいけど。どうする?」
「いいよ。泊りか。そういうのもいいかもな。」
俺は学校から少し離れた場所にある気配に目を向けた。
2つはよく知る気配だ。
けれどすぐ近くに知らない気配が2つ。
遺能者なのは間違いないだろう。
知ってるほうは、本人が言ってたように俺を見ているのだろう。
一緒に住んでいるんだから、もう来る必要はないと思うんだけどな。
気づかれないようにため息をついて、4人に圭を含め帰る支度をした。
一度着替えを取りに家に戻るという圭に俺と雪也が一緒についていく 。
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