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雪也に引き寄せられたことにより、俺が元に戻って抑えていた媚薬が全身に行き渡ってしまい、雪也にもすぐに浸透してしまい、熱い身体はどっちのものかもよくわからなくなる。
“ばか!雪也、せっかく抑えてたのに・・・、これだけ濃厚な媚薬、お前どうなっても知らないぞ。・・・俺、抑えられる自信、ないからな!・・・っく・・・ヤバイ・・・もう、全身に・・・、行き渡って、る・・・。”
“媚薬!?嘘っ・・・あっ・・・。”
目を開けた俺は目の前で俺を呼び続けていた洋市さんと視線が合った。
「よかったです。目が覚めましたね。」
「何も・・・、よく、ない。俺は・・・、浄化、しきれなかった・・・、媚薬を、抑えて、いたんだ。洋市さん・・・、個室、貸してくれ・・・。」
状況を理解した洋市さんは、何とか起き上がった俺を連れて、ベッドが1つしかない個室へと俺を案内してくれた。
「終わったら、声をかけてください。起きてからでもいいので。では、ごゆっくり。」
そういって個室を出て行った洋市さんは、ドアの外で何やら操作してから部屋から離れて行った。
瑞樹になら、何されても・・・いい、かな・・・なんて思考が流れ込んできた俺は理性を飛ばしかけた。
“お前な・・・、俺が、せっかく・・・理性を、保とうと・・・、必死、なのに・・・。”
“瑞樹・・・。”
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