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もう少しだけ・・・まだ俺の熱が冷めていない。
そう思いながら意識を手放した雪也の寝顔を見つめて腰を動かし続ける。
「雪也、ごめんな。もう少しだけ・・・。」
返事のない雪也へと呟きながら、パートナーにした日のことを思い出す。
あの時も雪也は先に意識を手放していたなと、懐かしく思えてきた。
何度か雪也の奥深くへと熱を放った俺は、意識が遠のくままに雪也に覆いかぶさるようにして倒れこんだ。
“瑞樹!起きてよ!瑞樹ってば!シャワーしたい。”
“ん・・・?”
ああ、そうか、俺あのまま寝ちゃったんだっけ。
ゆっくりと雪也の中の自身を動かしてみると、ぎゅっと締め付けられる。
“動かないでってば。そうじゃなくて抜いてよ。シャワーしたいんだって。身体洗いたい。”
“ごめん、怒るなって。確かこの部屋シャワールームあったよな。連れて行ってやるよ。”
自身を引き抜いてから雪也を抱えてシャワールームへと入り、中で雪也を下ろす。
一緒に身体を洗いながら雪也を抱き寄せた。
“雪也、1回だけでいいから、俺の触って。”
“動くからでしょ・・・。”
文句を言いながらも俺の下半身で元気なままの自身へ手を伸ばしてきた雪也へ俺も手を伸ばし握り込む。
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