【2】偶然の奇跡

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きっとこれは、パートナーにする相手にも影響が出るだろう。 少しして落ち着いた尚人が動き出す。 「身体に少し違和感を感じる。やっぱ変化ありか。」 「1日に何度もやるのはやめたほうがよさそうだな。今日はこれが限界だろ。」 尚人が頷き、身体を拭くものをとってくると言って部屋を出て行った。 これは公にできるものじゃないな。 均衡が崩れていくだろう。 俺たちの中だけでの研究ということで留めておくべきだろうな。 初めての相手が尚人か。 一般人相手に出来ることじゃないしな・・・。 しばらくすると温かく濡らしたタオルを持って尚人が戻ってきた。 タオルを渡され、身体を拭いていく。 尚人は拭いてきたのか服を着始めている。 「嵌まりそうだな。パートナー出来るまで続きそう。」 「やっぱり瑞樹もそう思う?何気にパートナー出来ても続くかもよ?」 パートナーいてもやんのかよ。 まぁ研究ってこともあるから、何もしないわけにはいかないけど。 そのうちお金に余裕が出来たら、自身の体液で薬品作れるんじゃないかと思えてくる。 不完全な遺能者に関してはやってみる価値はありそうだ。 「尚人とは、身体の相性も悪くないし、研究にもなるし、続きそうだな。」 「やっぱり、そう思うだろ?」
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