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お昼に雪也が作ってくれたオムライスは凄く美味しくて、やっぱり俺の中で雪也をパートナーにしたいという思いは消えていくどころか確定しつつある。
雪也が受け入れてくれて、俺自身についてもう少し様子見をして大丈夫なのであれば決定してしまいたい。
思った以上に早く雪也への思いは深くなっていってしまった。
パートナーにするまで2人きりは極力避けた方がよさそうだ。
いつ理性が飛んで押し倒してしまうかわからない。
説明もしないままパートナーにしてしまって、怖がられ嫌われてしまい、雪也がいなくなってしまったら俺は耐えられないと思う。
それに雪也は遺能者に対してどう思っているのか疑問でもある。
昼食後にもう1枚のDVDを見ながら肩が触れて、また雪也の心の声が聞こえた。
“こうして一緒にいるのは幸せなんだ。でもやっぱり恋人になりたい。瑞樹を俺だけのものに出来たらいいのに。普通は男同士なんて受け入れられないってわかってるから言えないけど、でもやっぱり好きになりすぎると辛い。だからって離れられない俺ってバカだよなぁ。”
雪也・・・お前なんてこと思ってんだよ。
辛い思いさせているのは俺なんだけど、すぐ応えてやれなくてごめんな・・。
やっぱりパートナーに出来るまでは2人きりになるのはやめよう。
DVDを見終わった俺は、家に帰ることにした。
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