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「まぁ、俺の家は代々葛城家のサポートをしてるからね。俺と瑞樹は親戚関係にあるんだよ。この3人の中では俺が一番覚醒が早いのもあって、一番知ってることは多いかもしれないね。」
俺と尚人に関しては従兄弟になるけどな・・・。
これは簡単に口外出来ないから言えないことだけど。
「圭の能力の安定が確実なら、次はパートナーだよな。誰か候補いるのか?」
「今のとこは候補はいないな。そのうち見つかるだろ。お前ら2人は候補いるのか?」
まぁ、そうくるよな。
俺は雪也を思い浮かべた。
昨日家に行ったっきり2人になるのを避けることにしている。
不自然に距離をとらないようにはしているけれど、一定の距離を置くようにしていることを感づいているかもしれない。
「いるっちゃいるな。」
「俺も一応は。」
はっきりしない俺たちに圭が首を傾げる。
「何か問題でもあるのか?遺能者のこと話すことが怖いとか?」
「まぁそれはあるよな。どう思ってるかなんだよな。」
圭の疑問に俺が答えると、尚人がそれに頷いた。
そう頻繁に触れるわけにもいかず、聞こえてくる声には遺能者に関しては何もなく不安はある。
「泊まりとかして、確かめてみたらいいんじゃねーの?ネットだったり、テレビで時々特番やってることあるだろ?」
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