【3】パートナー

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尚人が飲み物を持ってから行くというため、俺は先に尚人の部屋に入って待つ。 飲み物を持って後から来た尚人はテーブルに置いて、俺の肩に顔を埋めた。 “瑞樹、しよ?” “お前不安なんだろ?まぁ、いいか。” 互いに服を脱ぎ、尚人はローションを手に取った。 どっちが先にというのはもう決まっていて、俺はベッドに仰向けで寝た。 尚人が俺の後ろを指で解していく。 解れたのを確認し、指を引き抜き尚人自身が挿ってくる。 奥まで挿れた尚人が止まり、俺の上に倒れ込んで来る。 “尚人、どうした?” “俺さ、小谷が俺のこと好きなの知ってるんだ。でも、俺が遺能者だと知ったら、気持ちも変わるんじゃないかと思って。俺もいつの間にか小谷を好きになってたのかな。俺、怖いんだよ。” なるほどな。 やっぱり小谷は尚人が好きなんだな。 それは俺も同じだ。 “怖いのは尚人だけじゃない。俺も同じだ。もしもの時は、慰めてやるよ。” “ありがと、瑞樹。もう動くよ。” 声には出さずには言った尚人は腰を動かし始める。 押し寄せる快感に身を任せ、尚人は俺の中に、俺は自分の腹の上に熱いものを放った。
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